コロナとインフル同時ワクチン接種は安全

英12施設で新型コロナウイルス感染症（COVID-19）ワクチン（ChAdOx1またはBNT162b2）の初回接種を受けた成人679例を対象に、COVID-19ワクチン2回目接種時のインフルエンザワクチン同時接種の安全性を第IV相無作為化プラセボ対照試験で評価。COVID-19ワクチン2種×季節性不活化インフルエンザワクチン3種（3価ワクチン、MF59Cアジュバント化ワクチン、細胞性/組換え4価ワクチン）の6つのコホートを比較した。接種後7日以内の非自発的な全身反応の差が25％未満の場合にプラセボと非劣性とした。 その結果、4つのコホートで非劣性が示された（ChAdOx1＋細胞性4価、BNT162b2＋細胞性4価、BNT162b2＋MF59Cアジュバント化3価、ChAdOx1＋組換え4価）。残る2つのコホートは95％CI上限が非劣性マージンの0.25を超えた（ChAdOx1＋MF59Cアジュバント化3価、BNT162b2＋組換え4価）。全身反応はほとんどが軽度ないし中等度だった。重篤な有害事象（重度の頭痛による入院）が1件発現し、介入と関連性があるとされた。免疫反応に有害な影響はなかっ...