肥満成人288例を対象に、生活習慣指導に加えた容量調節可能胃内バルーン(aIGB)の安全性および有効性を前向き多施設共同非盲検無作為化試験で評価した。 その結果、32週時の平均体重減少率は、aIGB群15%、対照群3.3%だった(P<0.0001)。aIGB群171例(92%)に臨床反応がみられた。このうち体重減少の定常状態または不耐性を示した145例(80%)がaIGBの容量を調節した。バルーンの容量を増やすことにより、さらに体重が平均5.2%減少した。aIGB群21例(75%)では、容量を減らすことで治療の全期間を完遂することができた。31例(17%)に不耐性がみられ、早期にバルーンを除去した。7例(4%)にバルーンによる重篤な有害事象を認めたが、死亡はなかった。...
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