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従来IVFの生児出生率はPGT-Aに劣らず

2021年12月2日  New England Journal of Medicine

中国で、着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)を用いた胚選択による妊娠転帰の改善効果を検討する無作為化比較試験を実施。良質な胚盤胞が3個以上ある妊孕性の低い20-37歳の女性1212例をPGT-A群と従来の体外受精(IVF)群に無作為化により割り付けた。主要評価項目は、割り付け後1年以内に最大3回の胚移植を実施した後の累積生児出生率とした。 その結果、PGT-A群の77.2%と従来IVF群の81.8%から生児が出生した(絶対差-4.6%ポイント、95%CI -9.2--0.0、P<0.001)。臨床妊娠喪失の累積度数はそれぞれ8.7%と12.6%だった(絶対差-3.9%ポイント、95%CI -7.5--0.2)。産科合併症や新生児合併症、その他の有害事象の発現率は両群でほぼ同じだった。...