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オピオイド慢性使用で注射薬物使用リスクが8倍に

2021年12月2日  British Medical Journal

カナダの大規模データベースに登録された物質使用歴のない11-65歳を対象に、非がん性疼痛に対して医学的に処方されたオピオイドの長期使用と注射薬物使用(IDU)開始との関連を後ろ向きコホート研究で検討。急性、一時的、慢性の処方オピオイド使用とオピオイド未使用に分類して、社会経済的変数をマッチさせた5万9804例(各分類から1万4951例ずつ)を対象とした。 その結果、中央値5.8年の追跡で、1149例がIDUを開始した。5年時のIDU開始の累積確率は慢性使用(4.0%)で最も高く、次いで一時的使用(1.3%)、急性使用(0.7%)、未使用(0.4%)の順だった。逆確率重み付けCoxモデルで、慢性使用のIDU開始リスクは未使用の8.4倍(95%CI 6.4-10.9)だった。...