パッチテスト、7日後の判定は有益か

ドイツ接触皮膚炎研究グループ（DKG）による17種のパッチテスト（PT）シリーズ試験の結果に基づいて、7日後判定の反応に関連があるPTシリーズと被験者の特徴を後ろ向き多施設共同研究で検討。被験者4687例、アレルゲン190種を対象とした。 その結果、アレルゲンによっては、7日後の判定の省略により陽性の4.4-26.8％が見落される可能性があった。ベースラインシリーズ、金属シリーズ、革と靴シリーズに7日後の新規反応数が多かった。7日後の新規陽性反応に被験者の年齢50歳超および硫酸ラウリルナトリウムを含む刺激物陰性との関連を認めた。PTアレルゲン判定を24時間後ではなく48時間後にすると、PT反応の遅延との関連が確認された。...