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白内障手術後の屈折転帰、併存疾患や性別で差

2021年12月3日  専門誌ピックアップ

白内障手術に関する英国眼科データベースのデータを用いて、術後屈折転帰に影響を及ぼす因子を多変量交差分類モデルで検討。執刀医2567人による患者35万1864例の白内障手術49万987件を解析対象とした。 その結果、屈折誤差(近視および乱視誤差)に後嚢破裂(-0.38/+0.04×72)、緑内障(-0.10/+0.05×95)、硝子体切除術施行歴(-0.049/+0.03×66)、高度近視(-0.07/+0.03×57)との関連を認めた。遠視および乱視の誤差に糖尿病網膜症(+0.08/+0.03×104)、偽落屑(+0.07/+0.01×158)、男性(+0.12/+0.05×91)、年齢(10歳増加当たり-0.01/+0.06×97)との関連を認めた。患者の性別および併存疾患の影響は付加的で、屈折転帰が説明できない分散のわずか4%が執刀医に起因するものだった。...