1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 乳児血管腫のナドロール、プロプラノロールに非劣性示す

乳児血管腫のナドロール、プロプラノロールに非劣性示す

2021年12月3日  JAMA Pediatrics

顔面などに機能障害や容貌の損傷につながる可能性がある血管腫を有する生後1-6カ月の難治性乳児血管腫(IH)患者71例を対象に、ナドロールのβ遮断薬プロプラノロールに対する非劣性を前向き無作為化臨床試験で検討。投与は1日当たり最大2mg/kgまでの用量漸増とし、非劣性マージンは10%とした。 その結果、視覚的アナログ尺度(100mm)で評価した24週時の血管腫の変化量のt検定による群間差はナドロール優勢でサイズ8.8、色17.1となり、ナドロールのプロプラノロールに対する非劣性が示された。52週時でもほぼ同じ結果が得られ、群間差はサイズ6.0、色10.1だった。時間単位(週)2倍当たりの退縮係数はナドロール群の方がプロプラノロール群よりも2.4高かった。安全性データは両群でほぼ同じだった。...