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ドライアイにバレニクリン点鼻薬が有望

2021年12月4日  Ophthalmology

22歳以上のドライアイ患者758例を対象に、OC-01(バレニクリン)点鼻薬の有効性および安全性を第III相無作為化試験で検証(ONSET-2試験)。主要評価項目は、4週時のシルマー検査スコア(STS)で10mm以上の改善達成率とした。 その結果、主要評価項目達成率はOC-01の0.6mg/mL群47.3%、1.2mg/mL群49.2%、基剤群27.8%だった(いずれもP<0.0001)。4週時のSTSの変化量もOC-01群の方が基剤群よりも有意に高かった(いずれの用量もP<0.0001)。4週時のEye Dryness Score(EDS)改善度はOC-01群の方が基剤群よりも良好だったが、差は管理された有害環境(CAE)室では非有意、クリニックでは(名目上)有意だった。治療下で発現した有害事象(TEAE)発生率は全体で86.5%、OC-01の0.6mg/mL群が97.3%、1.2mg/mL群が99.2%、基剤群が62.9%で、ほとんどが軽症かつ非眼性だった。...