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コールドスネアポリペクトミー、大型ポリープにも有効

2021年12月5日  専門誌ピックアップ

5-15mmの大腸ポリープに対するコールドスネアポリペクトミー(CSP)の臨床転帰に影響を及ぼす因子を前向き単施設観察研究で検討。CSP施行患者261例および患者から切除した腺腫性ポリープ440個を分析対象とした。 その結果、主要評価項目の不完全切除率(IRR)は全体で2.27%、小型(5-9mm)ポリープが1.98%、大型(10-15mm)ポリープが3.45%だった(P=0.411)。単変量解析でIRRはSSL(オッズ比6.93、95%CI 1.88-25.45、P=0.004)、分割切除(同11.83、1.20-116.49、P=0.034)、60秒を超える切除時間伸長(同7.56、1.75-32.69、P=0.007)に関連する確率が高かった。多変量解析では、鋸歯状病変(同6.45、1.48-28.03、P=0.013)および切除時間(同7.39、1.48-36.96、P=0.015)がIRRの独立した危険因子だった。切除直後の出血率は大型ポリープの方が小型ポリープよりも高かった(6.90% vs. 1.42%、P=0.003)。...