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無症候性CLL、早期イブルチニブ投与で転帰改善

2021年12月5日  専門誌ピックアップ

治療歴がないBinet分類病期Aの無症候性慢性リンパ球性白血病(CLL)患者363例を対象に、イブルチニブを用いた早期介入の効果および忍容性を第III相プラセボ対照試験で検討した(CLL12試験)。 その結果、追跡期間中央値31カ月での無事象生存期間中央値はイブルチニブ群の方がプラセボ群より良好だった(未到達 vs. 47.8カ月、ハザード比0.25、95%CI 0.14-0.43、P<0.0001)。イブルチニブ群にプラセボ群と比べた毒性の増加は見られず、有害事象の発現率および重症度はほぼ同じだった。頻度の高い重篤な有害事象は、イブルチニブ群で心房細動、肺炎、発疹、プラセボ群では基底細胞がん、肺炎、心筋梗塞だった。...