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閉経後の骨粗鬆症、BP製剤の効果発現までに1年かかる

2021年12月7日  JAMA Internal Medicine

閉経後の骨粗鬆症女性患者の骨折予防に用いるビスホスホネート(BP)療法の効果発現までの時間(TTB)を無作為化臨床試験のメタ解析で評価。原著無作為化臨床試験10報(参加者数994-7765例、平均年齢63-74歳、追跡期間12-48カ月)を解析対象とした。 その結果、統合メタ解析では、絶対リスク減少(ARR)が0.010の場合、閉経後女性100例当たり1件の非椎体骨折を回避するために12.4カ月間のBP療法が必要だった。股関節骨折1件を予防するために、ARRを0.005とすると、骨粗鬆症がある閉経後女性200例に20.3カ月間のBP療法を実施する必要があった。臨床的椎体骨折を1件回避するため、ARRを0.005とすると、閉経後の骨粗鬆症女性200例に12.1カ月間のBP療法を実施する必要があった。...