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ステントグラフト感染、部分抜去や温存で予後不良

2021年12月8日  Annals of Surgery

日本国内で腹部大動脈または腸骨動脈のステントグラフト感染に対する外科治療を受けた患者112例を対象に、臨床的特徴、術後転帰および予後因子を全国後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、ステントグラフト留置から手術までの期間中央値は369.5日だった。34例(30.4%)にステントグラフトに起因する持続性または再発性の感染が発生した。30日、90日、1年、3年、5年累積全生存率は順に90.2%、76.5%、66.7%、50.9%、31.5%だった。感染グラフトの部分的抜去または温存に短期および晩期の死亡との独立した関連を認め、術前の貧血および消化管への瘻孔形成を示唆する画像所見に晩期の死亡との独立した関連を認めた。...