超音波検査(US)とコンピュータ断層撮影(CT)による未治療甲状腺乳頭がんの術前検査での頸部リンパ節転移(CLNM)および甲状腺外浸潤の診断精度を系統的レビューおよびメタ解析で検討。MEDLINEおよびEmbaseから抽出した研究47件(対象計3万1942例、CLNM患者1万2771例、甲状腺外浸潤患者1747例)を解析対象とした。 その結果、側方域のCLNMの診断感度はUSで73%、CTで77%、特異度は89%、88%と有意差は見られなかった(P=0.11、0.79)。正中域の転移の診断感度はCTで39%と、USの28%に比べ高かったが(P=0.004)、特異度はUSが95%、CTが87%だった(P<0.001)。USの甲状腺外浸潤診断感度は91%、特異度は47%だった。...
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