減量手術で肥満DM患者の脂肪肝が改善
2021年12月10日
Annals of Internal Medicine
肥満の2型糖尿病患者100例(女性65%、平均年齢47.5歳、平均BMI 42)を対象に、袖状胃切除術(SG)またはルーワイ胃バイパス術(RYGB)による脂肪肝および肝線維化改善効果を単施設無作為化比較試験(Oseberg試験)で比較した。 その結果、手術から1年後の追跡調査までに、SG、RYGBともにliver fat fraction(MRIの肝脂肪定量マーカー)が同程度減少した(SG:-19.7%、95%CI -22.5--16.9、SG:-21.5%、同-24.3--18.6)。脂肪肝はほとんどの患者(SG群94%、RYGB群100%)の脂肪肝が消失またはまたは低グレードとなった。肝線維化マーカーELFスコア分類は患者の77%が一定だったが、18%に1年時点の肝線維化悪化を認めた。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。