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遠隔指導で肥満者の膝OAが改善

2021年12月12日  Annals of Internal Medicine

過体重または肥満(BMI 28-40)の変形性膝関節症(膝OA)患者415例(45-80歳)を対象に、6カ月間の遠隔医療による運動と食事のプログラムによる効果を3群並行群間無作為化試験で検討。 参加者を対照群(OAに関する情報をまとめたウェブサイトを案内)、運動プログラム群(ウェブサイト案内+ビデオ通話を用いた理学療法士による全6回の指導)、運動+食事プログラム群(ウェブサイト案内+ビデオ通話を用いた理学療法士と栄養士によるそれぞれ全6回の指導)に無作為化により割り付けた。 その結果、対照群と比べると、運動+食事群と運動群では、6カ月時の疼痛(数値評価尺度変化量の平均群間差:運動+食事群-1.5、運動群-0.8)および機能(WOMAC変化量の平均群間差:運動+食事群-9.8、運動群-7.0)が改善した。運動+食事プログラムの効果は、運動単独を上回っていた(疼痛-0.6、機能-2.8)。12カ月時の結果もほぼ同じだった。...