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肺NTM症、培養転換達成が生存の治療目標

2021年12月12日  Chest

6カ月以上の抗菌薬治療を受けた肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)患者712例を対象に、診断から治療開始までの待機期間が培養転換および全死因死亡に及ぼす影響を検討した。 待機期間中央値は4.8カ月だった。治療開始から6カ月後の培養転換達成率は67%で、135例(19%)が死亡した。BACES(BMI、年齢、空洞、赤血球沈降速度、性別)システムの重症度で調整した単変量および多変量モデル解析の結果、待機期間に6カ月時の培養転換や死亡との関連は見られなかった。6カ月時の培養転換が死亡との有意な逆相関を示した(調整後ハザード比0.51、95%CI 0.35-0.74)。12カ月以上治療している患者のサブグループ解析でも、12カ月時の培養転換に死亡リスク低下との関連が見られた(調整後ハザード比0.51、95%CI 0.33-0.78)。...