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緑内障にニコチンアミド+ピルビン酸、短期間で視機能改善

2021年12月13日  JAMA Ophthalmology

中等度の視野喪失がある開放隅角緑内障患者32例(平均年齢64.6歳、女性66%)を対象に、ニコチンアミドとピルビン酸の併用による網膜神経節細胞機能の改善効果を第II相無作為化プラセボ対照試験で検討。追跡期間中央値は2.2カ月だった。 その結果、正常変動を超える改善が見られた視野検査部位数の中央値は、併用群15、プラセボ群7だった(P=0.005)。パターン標準偏差の週当たり変化率の中央値は、併用群-0.06dB、プラセボ群0.02dBだったが(P=0.02)、平均偏差(0.04dB vs. -0.002dB、P=0.35)や視野指数(0.09% vs. -0.02%、P=0.71)の改善は示唆されなかった。試験期間中に重篤な有害事象は報告されなかった。...