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コンピュータビジョンで熱傷面積の算出が容易に

2021年12月13日  JAMA Surgery

北米と欧州の18-65歳の成人3047例(男性1517例)のボディスキャンデータを用いて、厳密な熱傷パターン、性別、体型に基づき熱傷面積(全体表面積に占める割合:%TBSA)を算出するコンピュータビジョンアルゴリズムのアプリケーションを開発。集団ベースのコホート研究で有効性を検討した。 その結果、体の部位(特に体幹および下肢)が%TBSAにどの程度寄与するかは個体差が大きかった。体幹前面の%TBSAは体型が大きいほど増加し(男性で平均15.1-19.1、女性で平均15.1-18.0)、この増加は男性では腹部(平均5.3-8.7)、女性では腹部(平均4.6-6.8)および骨盤(平均1.5-2.9)の%TBSA増加に起因していた。開発したアプリケーションは、性別および体型別の10種のモデルで、厳密な熱傷パターンに基づく正確な%TBSAの算出を容易にした。...