英国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン[アストラゼネカ社製ChAdOx1 nCov-19(ChAd)またはファイザー社製BNT162b2(BNT)]2回接種終了後の追加接種に用いるワクチン7種の反応原性と免疫原性を第II相多施設共同無作為化試験で検討(COV-BOOST)。 70-84日以上前に2回目接種を完了した30歳以上の参加者2878例を対象に、追加接種としてChAd、BNT、NVX-CoV2373(ノババックス社)、Ad26.COV2.S(ヤンセン社)、mRNA1273(m1273、モデルナ社)、VLA2001(Valneva社)、CVnCov(CureVac社)、対照の4価髄膜炎菌結合型ワクチン(MenACWY)のいずれかを接種した。 その結果、ChAd/ChAdまたはBNT/BNT接種後のm1273接種およびBNT/BNT接種後のChAdまたはAd26接種で全体的に反応原性が増加した。結果は、70歳未満の参加者と70歳以上の参加者の間でほぼ同じだった。 局所または全身の主な有害事象は疲労と疼痛で、70歳未満の参加者の方が70歳以上の参加者よりも...
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