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甲状腺眼症の斜視手術、治療筋肉数が再手術の予測因子

2021年12月15日  専門誌ピックアップ

2003-19年に斜視手術を受けた甲状腺眼症(TED)患者448例を対象に、再手術施行の危険因子を後ろ向きコホート研究で検討。平均追跡期間は5.4±3.0年だった。 その結果、再手術施行率は全体が24.8%、初回手術で治療した筋肉が水平筋のみの患者の再手術率では24.2%、垂直筋のみの患者では19.5%、水平筋+垂直筋の患者では30.8%だった(P=0.05)。初回手術で治療した筋肉の数が再手術施行の唯一の独立した予測因子で(オッズ比1.27、95%CI 1.03-1.57、P=0.03)、初回再手術までの期間短縮とも関連を認めた(ハザード比1.22、1.02-1.46、P=0.03)。初回手術時の年齢、診断から初回手術までの期間、性別、人種、調整縫合使用には再手術までの期間との関連を認めなかった。...