前立腺がんのアビラテロン、ドセタキセルよりQOL良好
2021年12月15日
Journal of Clinical Oncology
前立腺がん患者を対象としたSTAMPEDE試験で、標準治療に併用したドセタキセルまたは酢酸アビラテロンに割り付けた患者の生活の質(QOL)を検討。主要評価項目は、無作為化後2年間の患者報告による全般的QOL(QLQ-C30のQ29およびQ30)の群間差とした。患者の内訳はドセタキセル+標準治療群173例、アビラテロン+標準治療群342例で、両群とも生存の改善が確認されている。 その結果、無作為化割り付け後2年間のモデル化全般的QOLスコア平均は、アビラテロン群の方が3.9点高かった(P=0.022)。全般的QOLは、最初の1年間ではアビラテロン群の方が高く(5.7点、P<0.001)、特に12週時点(7.0点、P=0.001)と24週時点(8.3点、P<0.001)が高かった。...
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