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CRSwNPの治療、臨床的意義のある変化量閾値を推定

2021年12月16日  The Laryngoscope

コントロール不十分な鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(CRSwNP)患者を対象としたLIBERTY NP SINUS-24試験およびSINUS-52試験のデータを用いて、客観的転帰および患者報告転帰の臨床的に意義のある変化量の閾値をアンカーに基づき推定した。 その結果、アンカー尺度と標的転帰の変化量の相関に基づき、22項目副鼻腔評価尺度(SNOT-22)の鼻症状ドメインスコアが最も適切なアンカー尺度と判定された。SNOT-22鼻症状ドメインスコアを用いて推定した臨床的に意義のある患者内変化量の閾値は、患者報告転帰の鼻閉/鼻閉塞(NC)では1点、嗅覚喪失(LoS)では1点、総症状スコア(TSS)では3点、客観的転帰のペンシルバニア大学嗅覚同定検査(UPSIT)では8点、鼻茸スコア(NPS)では1点、コンピュータ断層撮影Lund-Mackayスコア(CT-LMK)では5点となった。...