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地中海食やストレス軽減プログラムでSGAリスクが低下

2021年12月17日  Journal of the American Medical Association

スペインで、出生児が在胎不当過小(SGA)となるリスクが高い単胎妊婦1221例(妊娠19-23週、年齢中央値37歳)を対象に、地中海食とマインドフルネスによるストレス軽減のSGA予防効果を並行群間比較無作為化試験で検討(IMPACT BCN)。 妊婦を地中海食群(教育実施+エクストラバージンオリーブオイルとクルミを無料提供)、ストレス軽減プログラム群、対照の通常診療群に無作為化により割り付けた。主要評価項目は、SGA児(出生体重が10パーセンタイル未満)の割合とした。 1221例中1184例(97%)が試験を完了した。SGA児の割合は、対照群21.9%、地中海食群14.0%(オッズ比0.58、リスク差-7.9、)、ストレス軽減群15.6%(同0.66、-6.3)だった。有害な周産期転帰の複合が発生した新生児の割合は、対照群26.2%、地中海食群18.6%(同0.64、-7.6)、ストレス軽減群19.5%(同0.68、-6.8)だった。...