コロナワクチン、異種混合接種でも免疫反応は良好

英国で、新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）に対するワクチンの異種混合接種による免疫原性、安全性および反応原性を第II相単盲検無作為化非劣性試験で評価した（Com-COV2）。 ChAdOx1 nCoV-19（ChAd、アストラゼネカ社、540例）またはBNT162b2（BNT、ファイザー社、532例）の初回接種を受けた50歳以上の成人1072例を無作為化により同種ワクチン、mRNA-1273（m1273、モデルナ社）、NVX-CoV2373（NVX、ノババックス社）に割り付けた。主要評価項目は血清SARS-CoV-2抗スパイクIgG濃度の幾何平均比（GMR）とし、2回目接種から28日後に評価した（非劣性の基準は片側98.75％CIでGMR 0.63以上）。 その結果、ChAd初回接種群の2回目接種から28日後のGMRは、2回目m1273接種が10.2（片側98.75%CI 8.4-∞）、NVX接種が2.8（同2.2-∞）だった。BNT初回接種群のGMRは、2回目m1273接種が1.3（片側98.75%CI 1.1-∞）、NVX接種が0.5（0.4-∞）だった。重篤な有害事象が1...