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加齢黄斑変性、ブロルシズマブの眼内炎発症危険因子を特定

2021年12月18日  JAMA Ophthalmology

ブロルシズマブ治療を受けた滲出型加齢黄斑変性(AMD)患者を対象に、眼内炎(IOI)の発症率および危険因子をコホート研究で検討。Intelligent Research in Sight(IRIS)レジストリの1万654眼、Komodo Healthcare Mapの1万1161眼を解析対象とした。追跡期間中央値はそれぞれ97日、95日だった。 その結果、両データベースともにIOIまたは網膜血管閉塞(RO)の発症率は2.4%、網膜血管炎(RV)やROの発症率は0.6%だった。ブロルシズマブ治療開始前12カ月間にIOIやROの発症歴がある患者は、ない患者よりもブロルシズマブ治療開始後6カ月時のIOIやROの事象の推定発現率が高く(IRIS群8.7% vs. 2.0%、Komodo群10.6% vs. 2.0%)、女性の方が男性よりも発現率が高かった(同2.9% vs. 1.3%、3.0% vs. 1.4%)。RVまたはROの事象発現率についてもほぼ同じ結果が認められた。...