心不全患者の4人に1人が診断前にNP検査実施せず
2021年12月19日
European Heart Journal
2004-18年の英国の成人患者721万2013例(45歳以上、男性48%)のデータを用いて、プライマリケアでのナトリウム利尿ペプチド(NP)検査実施と心不全診断率の長期的な傾向をコホート研究で検討した。 NP検査率は2004年の1000人年当たり0.25件から2018年の16.88件に増加し、国内の心不全ガイダンス発表後の2010年に特に大きな増加が見られた。女性と民族による検査率はほぼ同じで、高齢者および社会的に困窮するグループのNP検査率が高かった。対象期間中の心不全検出率は一定で(約10%)、診断前にNP検査を実施しなかった患者の割合はなお高かった(2004年99.6% vs. 2017年76.7%)。...
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