BRAF変異神経膠腫にダブラフェニブ+トラメチニブが有効
2021年12月20日
The Lancet Oncology
13カ国27施設でBRAFV600E変異陽性の高悪性度または低悪性度神経膠腫に用いるダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法の抗腫瘍活性および安全性を検討した第II相単群バスケット試験(ROAR試験)の中間解析の結果を報告。高悪性度神経膠腫患者45例、低悪性度神経膠腫患者13例を解析対象とした。 高悪性度コホートの解析の結果、追跡期間中央値12.7カ月で15例(33%)に客観的奏効が認められ、そのうち3例が完全寛解、12例が部分寛解だった。低悪性度コホートでは追跡期間中央値32.2カ月で9例(69%)に客観的奏効が認められ、そのうち1例が完全寛解、6例が部分寛解、2例が最小寛解だった。グレード3以上の有害事象報告率は全体で53%で、倦怠感(9%)、好中球数の低下(9%)、頭痛(5%)、好中球減少症(5%)の報告頻度が高かった。...
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