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試験参加者へのXmasカード送付で追跡率は上がらず

2021年12月20日  British Medical Journal

無作為化比較試験8件の参加者1469例(16-94歳、女性70%)を対象に、12月中旬にクリスマスカードを送付すると追跡調査時の参加継続率が向上するかをstudy within a trial(SWAT)で検討。参加者をカード受領群と非受領群に均等に割り付け、次回追跡調査の参加率(試験継続率)を評価した。 その結果、各試験の個別解析でも併合解析でも、両群間の継続率に差は認められなかった(カード受領群85.3% vs. 非受領群85.4%、オッズ比0.96、95%CI 0.71-1.29、P=0.77)。カード受領後30日以内に追跡調査がある参加者で比較しても差はなかった(同0.96、0.42-2.21)。介入コストは、参加者1例当たり0.76ポンド(1.02ドル)、カード1枚当たりの二酸化炭素排出量は約140gだった。複数の無作為化対照ホスト試験でSWATを実施することは可能だということが示された。...