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小児の近視進行抑制に反復低レベル赤色光療法が有望

2021年12月25日  Ophthalmology

8-13歳の近視小児患者246例を対象に、反復低レベル赤色光(RLRL)療法の近視進行抑制効果および安全性を無作為化比較試験で検討。RLRL療法では波長650nm、照度レベル約1600ルクス、4mmの瞳孔に対する光強度0.29mWの赤色光を発する卓上型装置を用いて、親の指導下で1回3分の照射を1日2回、週5日実施した。 その結果、12カ月時の調整後眼軸長(AL)伸長度は単焦点眼鏡(SVS)+RLRL療法群0.13mm、SVS単独群0.38mm(差0.26mm)、等価球面屈折度数(SER)進行度は-0.20D、-0.79D(差-0.59D)だった。重篤な有害事象(突然の2行の視力低下または暗転発生)、最高矯正視力(BCVA)で示された視覚機能低下、光干渉断層撮影での構造的損傷は認められなかった。...