1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. KRAS G12C変異陽性進行大腸がんにsotorasibが有望

KRAS G12C変異陽性進行大腸がんにsotorasibが有望

2021年12月26日  The Lancet Oncology

KRASG12C変異陽性進行固形がん成人患者を対象に、KRASG12C阻害薬sotorasibの活性および安全性を検討した単群第II相CodeBreaK100試験から、事前に定めた既治療大腸がん患者の解析結果を報告。フルオロピリミジン系薬剤、オキサリプラチンおよびイリノテカンの併用療法後に進行を認め、sotorasib単独療法を1回以上実施した大腸がん患者62例を対象に、客観的奏効率(完全寛解または部分寛解)を評価した。 その結果、62例中6例(9.7%)に部分奏効を認めた。6例(10%)にグレード3の治療関連有害事象が発現し、下痢(2例、3%)が最も多かった。1例(2%)にグレード4の血中クレアチンホスホキナーゼ増加が認められた。死亡はなかった。2例(3%)に背部痛および急性腎障害の重篤な治療関連有害事象が発現した。...