1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. SAVR後の生存期間、低リスク者では年齢の影響

SAVR後の生存期間、低リスク者では年齢の影響

2021年12月27日  Journal of the American College of Cardiology

バイオプロテーゼを用いた外科的大動脈弁置換術(SAVR)を受けた60歳以上の大動脈弁狭窄患者8353例を対象に、手術リスクおよび年齢に関連生存期間中央値を検討。EuroSCOREまたはEuroSCORE IIに基づき手術リスクを層別化し、7123例(85.1%)を低リスク、942例(11.3%)を中リスク、288例(3.5%)を高リスクと判定した。 その結果、カプランマイヤー曲線で推定した生存期間中央値は低リスク群10.9年、中リスク群7.3年、高リスク群5.8年、5年累積死亡率はそれぞれ16.5%、30.7%、43.0%だった。低リスク群の生存期間中央値は60-64歳群の16.2年から85歳以上群の6.1年までと幅があった。低リスク群のみ年齢に5年死亡率との関連が認められた(相互作用のP<0.001)。...