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ワクチン接種後の心筋炎リスク、モデルナの方が高い

2021年12月29日  British Medical Journal

デンマークで、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン接種と心筋炎や心膜炎との関連性をコホート研究で検討。12歳以上のワクチン接種者493万1775例(ファイザー社製BNT162b2接種348万2295例、モデルナ社製mRNA-1273接種49万8814例)を対象とした。期間中、269例(男性73%)が心筋炎または心膜炎を発症し、そのうち108例(40%)が12-39歳だった。 BNT162b2ワクチン接種者では、48例が接種後28日以内に心筋炎または心膜炎を発症した(未接種者と比較した調整ハザード比1.34、95%CI 0.90-2.00)。接種後28日以内の絶対率は、10万人当たり1.4(95%CI 1.0-1.8)だった。男女別の調整後ハザード比は、女性3.73(同1.82-7.65)、男性0.82(同0.50-1.34)だった。12-39歳の調整後ハザード比は1.48(同0.74-2.98)だった。 mRNA-1273ワクチン接種者では、21例が接種後28日以内に心筋炎または心筋心膜炎を発症した(未接種者と比較した調整後ハザード比3.92、95%CI 2.30-6.6...