汎発性膿疱性乾癬にspesolimabが有効

汎発性膿疱性乾癬（GPP）の急性期症状を示す患者を対象に、ヒト化抗インターロイキン36受容体モノクローナル抗体spesolimabの治療効果を第II相無作為化比較試験で検討。計53例を組み入れ、35例をspesolimab群、18例をプラセボ群に割り付けた。 治療前、spesolimab群の46％とプラセボ群の39％がGeneralized Pustular Psoriasis Physician Global Assessment（GPPGA）膿疱サブスコア3、それぞれ37％と33％がスコア4だった。主要評価項目とした1週目終了時のGPPGA膿疱サブスコア0（目に見える膿疱なし）の割合は、spesolimab群の54％、プラセボ群の6％だった（差49％ポイント、95％CI 21-67、P＜0.001）。主要副次評価項目とした1週目終了時のGPPGA合計スコア0-1（皮膚病変消失またはほぼ皮膚病変消失）の割合は、spesolimab群の43％、プラセボ群の11％だった（差32％ポイント、95％CI 2-53、P＝0.02）。spesolimab群の2例に薬物反応が報告され、うち1例は同...