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前立腺がん検診の推奨改訂でPSA検診増

2022年1月3日  JAMA Oncology

米国予防医学専門委員会(USPSTF)の前立腺特異抗原(PSA)検診に関する2012年勧告改訂(55-69歳のPSA検診の再度推奨)によるPSA検査受診率への影響を調査。改訂前後(2016年と2019年)のPSA検診率を比較し、改訂草案公開時(2017年4月)および改訂発表時(2018年5月)のPSA検診率を評価した。米民間保険Blue Cross Blue Shieldのデータ(40-89歳の男性、各隔月期間の適格受給者数中央値は808万7565人)を調査対象とした。 その結果、改訂前後で、PSA検診の平均受診率は100人年当たり32.5件から36.5件へ増加した(相対的増加12.5%、95%CI 1.1-24.4)。40-54歳では100人年当たり20.6件から22.7件(同10.1%、-2.8-23.7)、55-69歳では同49.8件から55.8件(同12.1%、-0.2-25.2)、70-89歳では同38.0件から44.2件(同16.2%、4.2-29.0)へ増加した。分割時系列分析で、2017年4月以降に全受給者でPSA検診の有意な増加傾向が示された(各隔月期間100人年当た...