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2019年のAYA世代のがん、世界的に大きな疾病負担

2022年1月4日  The Lancet Oncology

世界の疾病負担研究(GBD)2019のデータの系統的解析を実施し、15-39歳の思春期・若年成人(AYA世代:思春期から若年成人)のがんによる疾病負担を推定した。 2019年のAYA世代のがん発症は119万件、がんによる死亡は39万6000件だった。年齢調整罹患率は社会人口統計学的指標(SDI)の五分位での高SDI国(10万人年当たり59.6件)および高-中SDI国(10万人年当たり53.2件)で高く、年齢調整死亡率は低-中SDI国(10万人年当たり14.2件)および中SDI国(10万人年当たり13.6件)で高かった。2019年のAYA世代のがんによる障害調整生存年数(DALY)は2350万DALYで、このうち障害生存年数(YLD)が2.7%、損失生存年数(YLL)が97.3%を占めた。AYA世代では、がんは死因の第4位、DALYの原因の第10位だった。...