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高齢者の安静時心拍数に認知症リスクとの関連認める

2022年1月4日  Alzheimer's & Dementia

高齢者の安静時心拍数と認知機能および認知症との関連を住民対象コホート試験で検討。2001-04年から2013-16年までの追跡調査データのあるSwedish National Study on Aging and Care in Kungsholmen(SNAC-K)の参加者(認知症でない60歳以上の男女)2147例を対象とした。 その結果、安静時心拍数60-69bpmと比較すると、安静時心拍数80bpm以上の認知症の多変量調整ハザード比が1.55(95%CI 1.06-2.27)だった。心血管疾患がある参加者および追跡中に新たに心血管疾患を発症しhた参加者を除外しても、安静時心拍数80bpm以上と認知症リスクの間に有意な関連性が認められた。このほか、安静時心拍数80bpm以上に全般的認知機能を評価するミニメンタルステート検査スコアにもほぼ同じ関連が認められた。...