新型コロナウイルス感染症に対するChAdOx1 nCoV-19ワクチン(オックスフォード大学/アストラゼネカ社製)を2回接種した成人(18歳以上)を対象に、接種後の時間経過とCOVID-19重症化リスクとの関連性をコホート研究で検討。(デルタ株が優勢な)スコットランドの接種者197万2454例と(デルタ株はまれな)ブラジルの接種者4255万8839例を対象とした。 その結果、スコットランドの重症COVID-19罹患の率比は、2回目接種後10-11週目の2.01から14-15週目に3.01、18-19週目に5.43へと増加した。ブラジルの率比は、それぞれ2.29、3.10、4.71だった。 2回目接種後の有効性は、スコットランドでは2回目接種後2-3週目の83.7%から、14-15週目に75.9%、18-19週目に63.7%に低下した。ブラジルでも、2回目接種後2-3週目の86.4%から、14-15週目に59.7%、18-19週目に42.2%へと低下した。...
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