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リバーロキサバンは虚血性事象や出血性事象が多い

2022年1月5日  Journal of the American Medical Association

65歳以上の米メディケア受益者のデータを用いて、心房細動患者に用いる経口抗凝固薬リバーロキサバンとアピキサバンの虚血性事象および出血性事象を後ろ向きコホート試験で比較。対象期間中、心房細動患者計58万1451例(平均年齢77.0歳、女性50.2%)がリバーロキサバン(22万7572例)またはアピキサバン(35万3879例)の使用を開始した。主要評価項目は、主な虚血性事象(脳卒中、全身性塞栓症)と出血性事象(脳内出血、その他の頭蓋内出血、致命的頭蓋外出血)の複合とした。 追跡調査期間は47万4605人年(中央値174日)だった。調整後の主要評価項目発生率はリバーロキサバン群が1000人年当たり16.1、アピキサバン群が13.4だった(ハザード比1.18、95%CI 1.12-1.24)。リバーロキサバン群は、減量群(ハザード比1.28、95%CI 1.16-1.40)、標準用量群(同1.13、1.06-1.21)ともに主要評価項目のリスクが高かった。...