新たな化学免疫療法で神経芽腫のEFSが大幅に改善
2022年1月5日
Journal of Clinical Oncology
新たに高リスク神経芽腫と診断された小児患者64例を対象に、導入化学療法と抗ジシアロガングリオシドモノクローナル抗体(mAb)hu14.18K322A併用の効果を前向き単群第II相試験で検討。6サイクルの導入化学療法中にhu14.18K322A、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、低用量インターロイキン-2を同時投与した。 その結果、2サイクル終了後に66.7%、6サイクル終了後に97%が部分寛解以上を達成した。原発腫瘍体積は中央値で75%低下した。1サイクル目の血清hu14.18K322Aピーク値の中央値は早期奏効との相関を示した(片側t検定によりP=0.0154)。導入化学療法終了までに増悪が見られた患者はいなかった。3年無事象生存率(EFS)は73.7%、総生存率は86.0%だった。...
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