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妊娠中の健康的な生活習慣で有害転帰リスクが低下

2022年1月6日  JAMA Internal Medicine

出産前の食事や身体活動に基づく介入と妊娠中の体重増加(GWG)や妊娠転帰との関連を系統的レビューとメタ解析で検討した。出産前の生活習慣に介入し母体および新生児の転帰を報告した無作為化臨床試験117報(参加女性3万4546例)を解析対象とした。 その結果、通常ケアと比較すると、生活習慣への介入はGWG減少が大きく(-1.15 kg)、妊娠糖尿病リスク(オッズ比0.79)および母体の総有害転帰(同0.89)が減少した。食事は、身体活動やさまざまな介入の組み合わせ(体系化されていない生活習慣支援、書面の情報+体重管理など)よりも、通常ケアと比較したGWG減少が大きかった(順に-2.63kg、-1.04kg、-0.74kg)。食事への介入は、妊娠糖尿病リスク(オッズ比0.61)、早産(同0.43)、高出生体重児(同0.19)、新生児集中治療室(同0.68)、母体の有害転帰(同0.75)および新生児の有害転帰(同0.44)が少なかった。 身体活動では、GWGが減少し、妊娠糖尿病(同0.60)、高血圧症(同0.66)、帝王切開(同0.85)、母体の有害転帰(同0.78)が少なかった。食事と身体活動...