POCUSの経静脈圧評価で心不全のCVP上昇を予測

ポイントオブケア超音波検査（POCUS）による頸静脈圧（JVP）評価の正確度を前向き観察研究で検証。心不全で右心カテーテル検査を受ける成人患者100例を対象に、カテーテル検査前に携帯型超音波機器によるJVPの高さ（uJVP）の推定、従来の身体検査によるJVPの推定、立位でのuJVP拡大有無（upright-uJVP）の判定を実施し、uJVPの受信者動作特性解析をカテーテル検査での血行動態と比較した。 患者の平均年齢は59.6歳で、44％は駆出率が保たれていた。リクライニング位でのuJVPは右心房圧（RAP）の上昇（10mmHg超）を正確に予測し、曲線下面積は0.84だった。立位でのuJVP陽性は、RAP上昇予測の特異度94.6％だった。...