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経口避妊薬の使用で浸潤性乳がんリスク上昇

2022年1月9日  American Journal of Obstetrics and Gynecology

看護師健康調査IIに参加した女性10万7069人を対象に、経口避妊薬(OC)とサブタイプ別乳がんリスクの関連を前向きコホート研究で検討した。 その結果、現在のOC使用に浸潤性乳がんリスク上昇と関連し(非使用に対するハザード比1.31、95%CI 1.09-1.58)、使用期間が長いほど強い関連が見られた(同:5年超で1.56、1.23-1.99、5年以下で同1.19、0.95-1.49)。使用中止後5年以上経過した前OC使用者のリスクは、非使用者と同等だった(同:使用中止後5-10年で0.99、0.88-1.11)。腫瘍サブタイプ別で関連に有意差はなかった。 製剤別の解析では、3相性(同2.83、1.98-4.03)および延長サイクルレジメン(同3.49、1.28-9.53)のレボノルゲストレル含有製剤、1相性ノルゲストレル含有製剤(同1.91、1.19-3.06)の現在の使用(いずれもエチニルエストラジオールとの配合剤)で乳がんリスクが上昇した。...