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黒色腫の抗PD-1療法、長期転帰予測にPETが有用

2022年1月11日  専門誌ピックアップ

転移性悪性黒色腫に対する抗PD-1療法を受け、治療前と1年時に陽電子放出断層撮影(PET)検査およびコンピューター断層撮影(CT)検査を実施した患者104例を対象に、5年転帰を後ろ向き解析で報告。追跡調査中央値61カ月の生存率は94%だった。 その結果、PET後5年時の固形がんの治療効果判定規準(RECIST)に基づく無増悪生存(PFS)率は、完全寛解(CR)が部分奏効(PR)または安定(SD)に比べて高く(93% vs. 76%)、代謝学的完全寛解(CMR)がnon-CMRよりも高かった(90% vs. 54%)。PR患者の5年PFS率はCMRの方がnon-CMRより高かった(88% vs. 59%)。5年時の総生存率は良好で、CRとPRまたはSD(100% vs. 91%)およびCMRとnon-CMR(96% vs. 87%)で同等だった。...