POST-NIHSS、後方循環系脳卒中の予後予測を改善
軽症ないし中等症(NIHSS 10未満)の後方循環系の脳卒中患者の臨床データを用いて、NIHSSの予後予測能を改善したPosterior NIHSS(POST-NIHSS)を開発し、性能を検証(導出コホート202例、検証コホート65例)。3カ月時の修正Rankinスケールスコア3以上を転帰不良とした。 導出コホートで、年齢、NIHSS、異常な咳、嚥下障害、歩行/体幹運動失調が機能転帰の最も重要な予測因子とされた。POST-NIHSSは、NIHSSに異常な咳に5点、嚥下障害に4点、歩行/体幹運動失調に3点を追加して算出した。POST-NIHSSとNIHSSの受信者動作特性曲線下面積は、導出コホートで0.80(95%CI 0.73-0.87)と0.73(0.64-0.83、P=0.03)、検証コホートで0.82(0.69-0.94)と0.73(0.58-0.87、P=0.04)だった。...
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