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母親のホルモン避妊薬使用に子のCNS腫瘍との関連認めず

2022年1月14日  Journal of the American Medical Association

デンマークの全国規模のコホート研究で、母親のホルモン避妊薬使用と子ども(20歳未満)の中枢神経系(CNS)腫瘍との関連を検討。1996年1月1日から2014年12月31日までに出生した小児118万5063例を対象とした。母親のホルモン避妊薬使用の有無、種類(混合型またはプロゲスチンのみ)、投与経路(経口または非経口)を調べ、最近の使用(妊娠前3カ月以内の使用または妊娠中)、過去の使用(妊娠開始から3カ月以上前)、不使用に分類した。 その結果、追跡期間1533万5990人年(平均12.9年)で、725例がCNS腫瘍と診断された(診断時平均年齢7歳、女児47.2%)。CNS腫瘍の調整発生率(10万人年当たり)は、母親のホルモン避妊薬使用歴別に、最近の使用5.0、過去の使用4.5、使用なし5.3だった。不使用に対するハザード比は、最近の使用0.95(発生率差-0.3、95%CI -1.6-1.0)、過去の使用0.86(同-0.8、-1.7-0.0)だった。...