アジスロマイシン集団投与3回でいちご腫有病率低下
2022年1月16日
New England Journal of Medicine
パプアニューギニアのいちご腫流行地域で、アジスロマイシン集団投与3回の有効性を非盲検クラスター無作為化試験で検討。38の行政区を対照群(アジスロマイシン集団投与1回+発症例の標的治療2回、3万438例)と試験群(アジスロマイシン集団投与を6カ月間隔で3回、2万6238例)に均等に割り付けた。 その結果、PCR法で確認された活動性いちご腫の有病率は、治療前から18カ月時に対照群で0.46%から0.16%へ低下し、試験群で0.43%から0.04%へ低下した(クラスタリングを調整した相対リスク4.08、95%CI 1.90-8.76)。1-15歳の無症状小児のサブグループで、18カ月時に血清学的検査で確認された潜在性いちご腫の有病率は対照群994例で6.54%、試験群945例で3.28%だった(クラスタリングと年齢を調整した相対リスク2.03、95%CI 1.12-3.70)。...
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