パーキンソン病、ドパミン作動薬とDRIのQOL同等
2022年1月17日
JAMA Neurology
英国、チェコおよびロシアの64施設で、レボドパでコントロール不良のパーキンソン病(PD)患者500例(平均73.0歳、男性62.8%)に対する補助療法の有効性を国際多施設非盲検無作為化試験で評価(PD MED試験)。ドパミン作動薬(対照)とドパミン再取り込み阻害薬[DRI、モノアミンオキシダーゼB型(MAO-B)阻害薬とカテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(COMT)阻害薬のいずれか]を比較した。 その結果、追跡期間中央値4.5年で、対照群のPDQ-39運動スコア平均値がMAO-B+COMT群よりも2.4ポイント良好だったが、有意差はなかった(P=0.20)。DRIについては、MAO-B群の方がCOMT群より運動スコアが4.2ポイント(P=0.03)、患者評価によるEQ-5D-3Lスコアが0.05ポイント(P=0.04)良好だった。PDQ-39要約指数でも有意ではない改善を認め(平均差2.2ポイント、95%CI -0.2-4.5ポイント、P=0.07)、認知症(率比0.70、P=0.07)と死亡率(同0.76、0.56-1.03、P=0.07)にも有意ではないが減少が認められた。ド...
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