10代のコロナもワクチン2回接種で重症化予防
2022年1月18日
New England Journal of Medicine
米国で、12-18歳の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を対象に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するmRNAワクチンBNT162b2の重症化抑制効果を陰性デザイン症例対照検査で検討。症例445例、対照者777例(COVID-19様症状があるがSARS-CoV-2検査陰性の検査陰性対照、COVID-19様症状がない症状陰性対照の2つのコホート)を登録した。 その結果、症例17例(4%)と対照282例(36%)がワクチン2回接種を完了していた。症例の180例(40%)がICUに入室し、127例(29%)が生命維持治療を要した。ICU入室患者のうちワクチン2回接種が完了していたのはわずか2例だった。BNT162b2ワクチンの入院に対する有効性は全体で94%、検査陰性対照は95%、症状陰性対照では94%だった。ICU入室に対する有効性は98%、生命維持治療に対する有効性は98%だった。死亡した全7例は、いずれもワクチンを接種していなかった。...
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