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急性転化期CMLでポナチニブ至適用量を決定

2022年1月18日  専門誌ピックアップ

急性転化期の慢性骨髄性白血病(CML)患者17例(16歳以上)を対象に、フルダラビン+シタラビン+イダルビシン±顆粒球コロニー刺激因子(FLAG-IDA)と併用するポナチニブの至適用量を単群多施設共同第I/II相試験で検討した(MATCHPOINT試験)。 臨床反応(第2慢性期の誘導)と忍容性(用量制限毒性)を考慮したEffToxモデルで、ポナチニブの至適用量を30mg/日に決定した。複合主要評価項目を評価した16例のうち11例(69%)が併用療法1サイクル実施後に第2慢性期に移行した。全17例中12例(71%)が同種造血幹細胞移植へ進んだ。最も発現率の高かったグレード3-4の非血液学的有害事象は肺感染(24%)、発熱(18%)、低カルシウム血症(18%)だった。11例(65%)に重篤な有害事象が12件発生し、3例(18%)が治療関連事象(心筋症、肺出血、骨髄無形成)により死亡した。...