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CKD重症度が新規AF患者の治療に影響

2022年1月18日  専門誌ピックアップ

新たに心房細動(AF)と診断された患者11万5564例を対象に、慢性腎臓病(CKD)とAF治療の関連を検討。患者のCKD有病率は34%だった。 多変量モデルでの解析の結果、推算糸球体濾過量(eGFR)60mL/分/1.73m2超群に比べると、30-44mL/分/1.73m2群(調整後ハザード比0.91、95%CI 0.99-0.93)、15-29mL/分/1.73m2群(同0.78、0.75-0.82)、15mL/分/1.73m2未満群(同0.64、0.58-0.70)のAF治療実施率が低かった。eGFRの60mL/分/1.73m2超群に比べると、15-29mL/分/1.73m2群で心拍コントロール薬(同0.61、0.56-0.67)、ワルファリン(同0.89、0.84-0.94)、直接経口抗凝固薬(DOAC、同0.23、0.19-0.27)使用率が低く、この関連は15mL/分/1.73m2未満群でさらに強かった。CKD重症度とAF関連手術施行にも段階的な関連が見られ、60mL/分/1.73m2超群に対する調整後ハザード比は30-44mL/分/1.73m2群0.78(同0.70-0.8...